教育理念

学校の理念と教育方針

私たちKAIの理念は「イノベーションをキーワードに、学生の自己実現をサポートする」ことです。常に、学生のニーズを捉え、そのために必要な教育方法を探り、革新的な取り組みを実践することを旨とします。 そして、教育目標には「日本語社会で機能する人材の育成」を掲げ、その実現のために次の2点を柱に立てています。

  • ブリッジ人材であることの追求。
  • 外国人としての価値を高めるための日本語教育の開発実践。

ブリッジ人材とは

外国人雇用が進み、いつの間にか外国人社員を称して日本と海外の橋渡しという意味の<ブリッジ人材>という呼称が定着しつつあります。私たちは、EUの若手エンジニアの日本語研修を10年間請け負う中で、特にエンジニアに必要な日本語能力を考えるようになりました。生活の自立はもとより、職場に必要な日本語能力が何かを分析し、仕事の課題達成を縦糸に、職場の人間関係を横糸に組み合わせた独自のプログラムを開発、実践しています。

外国人としての価値

単に「日本語が上手な」外国人では、日本人以上にはなれません。そうでなく、日本人でない事自体が大きな付加価値として認識されることが重要です。日本企業が外国人を採用する目的の一つに<自社の国際化>があげられます。実際には国際化というのは多くの摩擦や不協和音を乗り越えてこそ得られるものです。外国人社員がその踏み台になるのではなく、もっと<ポジティブに企業の中で機能して行く存在>が、KAIの描く外国人人材像です。日本人や日本社会の価値観を理解し、尊重しながら、自文化の発信もきちんとできる。そんな人材を私たちは育てます。

KAIの意味

[kai];カイという音を持つ漢字には、開(open)、快(comfortable)、解(understanding)、界(world)、会(encounter)、海(ocean)、改(innovate)などという意味があります。 「広く世界中の人々と出会い共に学ぶ環境で、日本語だけでなく相互理解のためのコミュニケーション方法も身につけてほしい」という願いと、「より良いコミュニケーション教育のために常に開発・改良を行い、学習者に提供していく」という私たち教師、スタッフの姿勢を象徴しています。