Home> 一周忌

一周忌

  • 2004年4月12日 07:42

日曜日は母の一周忌法要でした。親戚20人ぐらいと母の親友を招いて、お寺でお経をあげていただきました。去年の4月16日の明け方、母は70歳で亡くなりました。西行の句に、「願わくは花の下にて春死なん・・・」とありますが、残された方としても、優しい季節に亡くなってくれたことには感謝しています。
ちょっと母の話をさせてもらいます。母は、九州の造り酒屋に生まれました。戦後東京の女学校を出て、見合いで父と結婚。母の父への第一印象は「汚かった」。何しろ、父は徹夜マージャン明けだったとか。ところが、母は、父の話が面白かったので、お付き合いすることにしたそうです。母は美人だったので(私は父似)、父が母と結婚できたというのは、当時の会社の七不思議に数えられたとか。
不自由ない暮らしから安サラリーマンの妻となり、母なりに苦労をしましたが、晩年はまあ幸せだったと思います。
40を過ぎた頃からはゴルフに熱中し、亡くなる数カ月前までほぼ毎週コースに出ていたほど。とても健康で、それがかえって仇となり、癌が見つかったときにはもう手遅れで、まるで若い人のようにあっと言う間に広がり、退院したら行くつもりで楽しみにしていたゴルフも行かぬまま、亡くなってしまいました。あまり早かったので、大してやつれもせず、父にはそれがせめてもの慰めだったとか。
華やかで明るかった母の急死に、父のショックは大きく、しばらくは五感が麻痺してしまったそうです。これは、母の四十九日に従妹から聞いた話。父は私たちには何も言いませんでしたが、しばらくは、音楽を聞く気にもならず、何か食べても美味しさがわからなかったと。。母が亡くなって、近所のスーパーで知り合いのおばさんに「女はダンナに先立たれてから平均20年生きるそうだけど、奥さんに先立たれた男は5年だっていうわよ。大事にしなさい」と言われましたが、男性の方がやはり繊細だということなのでしょうか。
金曜日は母の祥月命日です。

Index of all entries

Home> 一周忌

カテゴリ
アーカイブ
購読

Return to page top