Home> 水疱瘡

水疱瘡

  • 2004年11月24日 23:03

スリランカから来た学生が、最近、水疱瘡にかかりました。
彼は、友達と4人で一緒のアパートに住んでいたのですが、そのうちの3人がつぎつぎと感染し入院の憂き目をみたのです。先日、ひょっこりとそのうちの一人、ラビ君が学校にやって来ました。4人の中で<幸か不幸か >ただ一人、水疱瘡にかからなかったヤツ。スリランカ人はとても気のいい人たちですが、その中でも特に気のいい彼は、ニコニコしながら「大変だった」話しをしてくれました。なにしろ、その後、退院した3人の面倒を一手に引き受けた上で、専門学校に行き、アルバイトにも行っていたとのこと。

ラビ君談:でも、みんな家で元気でビデオ見てます、先生。わたしはホントに大変だった。みんな学校行かなくていいから喜んでたみたい。とても疲れたよ、先生。(話した後にセンセーというのが口ぐせです)

ラビ君は現在自動車整備の専門学校に行っています。国の大学で機械を専攻した彼には、専門の話しはそれほど大変じゃないとか。出席番号1番なので、「私が休むとすぐわかる。だから私は休まないよ、先生」とのことです。といいながら、その日は休んだところがラビらしい。

その天性の人なつこさと、癒し系の笑顔で、友達づくりは大得意の彼。なんでも、刑事さんともお友達になってしまったとか。出会ったきっかけは、自転車で右折してしまって捕まったことだそうです。それで一体どうやって友達になったの?と聞くと、「いろ〜いろ話して、楽しかった。だから、かれは友達になった。私、どきどき電話して、話しますよ、先生。たくさん、やっちゃいけないことも教えてもらいます。それは良かった。先生」
ほお。。すごい対人コミュニケーションスキルだ!この辺は、日本語の上手い下手は関係ありません。漢字なんか全く苦手だけれど、知っている言葉を上手に使っていつの間にか相手の笑顔を引き出してしまうなど、私たち日本語教師が学ぶところ大です。

実は今、目的を見失いそうになっているスリランカ人の学生がいます。やはり自動車整備を学ぶことが目的だったので、卒業生であるラビ君に相談したところ、早速学校を休んで来てくれちゃったというわけです。

「いや、休まなくてもいいから。電話だけでもいいんだから」と言っても、一度会っておかないと、ということで来てくれたラビ君です。また来てほしいけど、でも学校は休まないでください。

Index of all entries

Home> 水疱瘡

カテゴリ
アーカイブ
購読

Return to page top