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共感覚

  • 2005年11月 8日 13:27

NHKの衛星放送で、共感覚を取り上げていました。共感覚というのは、見る、とか聞くとかいう刺激に対して、映像と味、とか、音と色、など、同時に複数の感覚を得ることを言います。BBC放送が作成した番組だったのですが、最後の方で言葉誕生のプロセスに、この共感覚が関係しているのではないか、という実験が出て来ました。これは面白かった!雲のような形のパネルと、とがった形のパネルを持って、ビーチに行った研究者が、それぞれどちらがブーマーとキキ(確か。。)か、と聞くと、9割以上が迷わずに雲の方をブーマー、と答えたというもの。つまり、形と音の関連がかなり多くの人に同じ形で現れた、というところがポイント。
以前、擬態語・擬声語の教材を出したことがありましたが、ここで私が大切にしたのはイメージでした。擬態語は、使い手の五感を通した語感(語呂合わせのようですが。。)を最もよく表している種類の言葉だからです。言葉の成り立ちの中に、そうした共通イメージ〜感覚が深く関わっている可能性が、この共感覚の研究で解明されると、もっとこうしたイメージを活用した導入の効果が期待できそうだし、それを重視する必要もあると感じました。感覚、というのは捉えにくいものなので、危険視する傾向がありますが、実は言葉による解釈や説明だって、本当に伝わっているかどうかは厳密に言えばわからない。そう考えると、理屈でなく本能的な感覚の方が確かなことも多い、という、この実験結果はとても興味深く、面白いものでした。

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