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ヨーロッパ旅行記2
- 2006年5月20日 10:51
例によってちょっと間が開きましたが、ヨーロッパ出張兼旅行記第2弾です。
4月28日(木)
今日からは、世界中から集まったエージェントたちとの会合。2日間びっちり、地元スペインはもとより、イタリア、ドイツ、オーストラリア、スウェーデン、イギリス、ロシア、、、その他各国のエージェントたちと会いました。今後、どことパートナーシップが結べるか、真剣な<お見合い>です。お互いの能力、器量を値踏みして、これからおつきあいに発展できるかどうか、短い時間で密度の濃い情報交換をしていきます。特に、うちはアジアで唯一の語学学校ということで注目度も高く、エージェントのアポイントもびっしりで、最後はもう何を話しているのかわからないほどぐったり。。
そんな彼らと話していると、入管の問題や学生の在籍管理の問題などの話しばかりしている日本の学校の状況が悲しくなります。本来は、学生の受け入れにどんなサービスが提供できるか、どんな教育内容をもっているか、プログラムの柔軟性はどうか、などということが重点課題なのに。それにつけても、文科省の言うことを聞いていたら、日本はこうした世界市場にはとても出て行けないということを改めて感じました。学校教育至上主義で、語学教育を知らない彼らが作った基準を守らされている日本語学校の悲劇を感じます。基準と実態が合わないのは当たり前。合わない型紙で仕立てた服を着せられているようなものなのですから。。。あ、思わず熱くなってしまった。
エージェントとの予定は6時に終了し、少し休んだあと、みんな7時にホテル前に用意された大型バスに乗り込みついたところはティッセン美術館。そこで、今回のAGMホスト校サンペレの50周年記念パーティが開かれました。世界有数の個人コレクションを集めたことで有名なティッセンですが、スペインの建築家が改装し、中は薄いオレンジ色の美しい壁面で、絵画がとても映えるようにうまくデザインされています。そこを、いかにもスペイン女性らしい素敵な女性がものすごく情熱的な身振り手振りで、約1時間、恐ろしい勢いで回って解説してくれました。1時間で駆け足で回るのは本当にもったいない、素晴らしい絵画ばかりでしたが、彼女の情熱について回って最後には息切れがしてきたのは私だけではなかったようです。
それにしても、こうした文化遺産の中でレセプションパーティなどが開けるという国柄に、すっかり感心しました。日本で言えば、、なんでしょうね。東京都の庭園美術館でパーティを開くようなもんでしょうか。そんなこと、日本語学校にやらせてくれるような美術館、ありますか?
4月29日(金)
今日は最終日。昨日同様、エージェントとのお見合い合戦の後、打ち上げのGARAパーティへ。GARAというのは、いわゆる正装の晩餐夜会のことだそうですが、みんなさすがに女性はイブニングドレス、男性はおしゃれなスーツを着用してきました。となれば、やはり日本人たる私は着物でしょう。。ということで、用意して行った付け下げを着たのですが、実は自分で着付けなどしたのは恥ずかしながら初めてのこと。我ながら勇気がある(ほとんど蛮勇)と思いつつ、インターネットでしらべて、着崩れしないという色んな秘密兵器を手に入れ、古着屋さんで数時間、帯を習い、デパートの着付けデモを15分立ち見して覚え、あとは、一度だけ、襦袢、長襦袢、着物の着付けのリハーサルをして、本番に臨みました。ちょっと荷物は増えましたが、おかげで、着崩れもせず、みんな大喜びしてくれて、ホストのサンペレさんなど、無骨な顔ながら「今日、一番エレガントですよ」とお世辞を言ってくれました。
ところで、そのガラパーティの場所ですが、昔、貴族が愛人のために立てたという屋敷を改造した劇場付きのレストランで、軽く食前酒をホールで楽しんだ後、劇場内のレストランでフルコース。ちょうど食事がおわったころに始まったのが、フラメンコ。細身の男性ダンサーが体中をしならせて情熱的なダンスを披露し、その後、女性たちが4人。ちょっとバレエの技術も取り入れた現代風にアレンジした踊りで、とても素敵でした。最後に、老歌手が朗々と手拍子とギターを従えて唱い、幕となりましたが、本当に最後の夜らしい、素晴らしい締めくくり。最後は、ラテン音楽のバンドが出て来て、みんなダンスではじけました。私は着物なんで最初はちょっとおすまししてましたが、そのうちばかばかしくなって、ホールに行って一緒に踊っちゃいました。ラテンミュージックが流れてじっとなんてしてられませんものね。
日本で晩餐というと、私などの頭にはホテルの宴会場での立食みたいなのしか浮かびませんでしたが、こんなに様々に豊かな趣向が凝らせるものか、と驚くと同時に、もし日本でやったらどんな可能性があるんだろう、、と考えさせられた数日間でした。

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