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カイ奨励金
- 2006年12月18日 20:44
今学期の奨励金(学期毎に就学資格をもつ学生を対象に出しています)の応募は5名。国籍ラインアップは韓国3名、と香港、イタリアの3カ国です。韓国はうちの3割を占めるだけあり、毎回必ず応募者がいます。
今回は成績も出席も人物も目的意識も、全てにおいて良くも悪くも甲乙つけがたく。レベルもみな中級前半、来日後6ヶ月目あたりで、まだ突き抜けるところまで芽が出てないという見方もあり。いずれにせよ、毎学期、学生たちと話をするのはやはり楽しいものです。
韓国の玉(オ)さんは、日本のパッチワークキルト 〜ジャパンキルトというのだそうな、を学ぶために、現在日本語を学び、やっと専門書が読めるようになってきたところだとか。学校の近くの韓国雑貨を売る店のコーナーで自作の品を置かせてもらい、すでに6点ほど売れた、と嬉しそうに話してくれました。
同じく韓国の申さんは、高校生の頃、日本の家庭に一週間ホームステイを体験したことがきっかけで日本に興味を持ち、来日した27歳の男性。今はバイトをしながら、勉強の時間はしっかりと2時間確保するというという、優等生。ホームステイの家族とは今も交流があるそうです。
もう一人の韓国出身者、チェさんは、日本に旅行に来たことがきっかけで日本に興味を持ち、この3月、会社を退職して日本に来ました。資金の一部にするために、車を売ったのだとか。とはいえ、単純に貧しい留学生、というイメージではなく、ちゃんと日本人の友達も6人ほどでき、区の交流会やテニスサークルなどに参加して、日本での留学生活を楽しんでいます。
香港から来たジェニーさんは、広東語、北京語、英語、そして日本語を話し、今は恵比寿の五つ星ホテルの麺コーナーでアルバイトをしています。日本語のインテリア雑誌を見て、ひらがなの美しさに引かれたとか。その後香港の三井系列の会社に勤め、さらに日本への興味を膨らませ、とうとう来日。今は就職活動にチャレンジ中の現代っ子です。
最後に面接したイタリアのガブリエレさん。彼はローマ大学の東洋言語学科で日本語を学び、卒論のテーマには明治維新を選んだという日本通。最近、日伊間の商談の通訳を経験し、がぜん、そうした架け橋になることに興味を覚え、ますます好きな漢字の勉強に熱心に取り組んでいるようです。奨励金で電子辞書が欲しいんだとか。(前回のスペイン人もそんな応募動機でしたけど)
ということで、5名、それぞれに、正しい語学私費留学生という人たち。最近の平均的日本語学校生像と言った感じです。爪に灯をともすようにして、日本留学生活を送っているという、苦学生の姿はそこにはありません。
今回はクリスマス前でもあり、それぞれ5分割して、お年玉程度ですが、みんなで幸せを分け合ってもらうことにしました。みなさん、よいお年を。日本のお正月、楽しんでくださいね。
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