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シンガポール空港

  • 2007年5月 5日 23:13

連休中、シンガポールに行ってきました。私のイメージとしては、強い国家主導型の管理された国家。治安がよく、町もきれいな反面、人工的な都市というイメージもあり、どんなもんだろう、、と思っていたのですが、行ってみて驚きました。
何よりまず、空港が美しい!配色の妙とでも言おうか、緑、紫、青、黄緑などが絶妙に組み合わせられ、そこここに配置された観葉植物とのバランスが見事。何度も世界一の評価を受けているだけあって、もちろん、デザインだけでなく機能もサービスも優れています。なんと手荷物検査のトレイまで、明らかにきちんとデザインされた丸みを帯びたしゃれたものが使われていました。同じアジアでありながら、こんな空港を持つ国というのはどんなところか、と、着いた瞬間から私の興味は百倍に膨れ上がりました。
あとで聞いた話しによると、施工は日本のゼネコンも参加していたようです。日本は技術はあってもやる気がない、ということなんでしょうね。役人の国だから。ビジョンも事務的。義務的。夢がなくてつまらない。外さないけど当たらない。。
ちなみに請け負ったしたゼネコンは赤字だったとか。つまりそれだけ注文が厳しかったということでしょう。かたや成田などはまさに妥協の産物、という感じがします。10年ほど前に鳴り物入りで作りなおした羽田空港も、ビッグバードというにはちょっとお粗末。成田の子分みたいな印象しか持てませんでした(作った人、ごめんなさい。)

妥協と社会性は時に同義ですが、仕事の場面での妥協というのは、多くの場合、受益者は利用者でなく提供する側となります。最後の最後まで詰め切る姿勢がなければ、いいものはできません。これは日本語プログラムやサービスにも言えること。現場と話すときに私が一番気をつけるのはその点です。現場はともすれば、作業工程や労力という物理的かつ心理的な効率や理屈が先に立ち、またそれが当然なのですが、私自身のディレクターとしての務めは、場合によってはそこを敢えて曲げることでもあります。そうしないと、どんどんお役所仕事になっていく。その役割分担を認識しないディレクターがトップという企業は、結局は利益追求型、あるいは他と何の差別化もできないままに進むしかないのだと、このごろ強く思います。
日頃の私のそんな意を強くしてくれたチャンギ空港に感謝!

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