クロサワ
- 2008年9月 6日 23:48
- 雑感
BSで「七人の侍」を見ました。今さらですが、その凄さに圧倒されました。
私が日本語教師になりたての二十年以上前は、日本に来る外国人はクロサワとかオズが好きという人が多く、「世界のクロサワ」というキャッチフレーズも嘘ではないんだ、なんて思った覚えがあります。
海外でもどこでも芸能には型があり、演じる者も見る者もそのルールの中で楽しんでいます。勧善懲悪ストーリー、ヒーロー像、ヒロイン像など、観客の期待や理想を形にしたような姿を形にすることが、万人向けの娯楽となるという構図です。
それを、この七人の侍では徹底したリアリズムで見事に「型」を裏切っている。50年前の映画ですが、今の映画が足下にも及ばない意味のあるリアルさに触れたとでも言う思いです。白黒がまたいいですね。
最近はみんな日本と言えばアニメ、と言いますが、ぜひクロサワも見てもらいたいものだ、と改めて思いました。